池田珠代

1971年日本生まれ。3歳からピアノを始める。1986年に桐朋学園大学に入学し、パリ国立高等音楽院でピアノをジャック・ルヴィエに、室内楽をレジス・パスキエに師事。パスカル・ドゥヴォワイヨンの高等科に入学する前に、これらの分野で2つの1等賞を受賞。

池田珠代はAPEFとソシエテ・ジェネラル銀行から助成金を受け、ディミトリ・バシキロフ、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ、レオン・フライシャー、マリア・ジョアン・ピレスといった一流のアーティストから貴重なアドバイスを受けている。

彼女の直感的でありながら構築的な演奏スタイルは、解釈に詩的な魅力と一貫性を加えている。

イヴォンヌ・ルフェビュール国際コンクールでの第2位とドビュッシー特別賞(この年は第1位なし)、ポルト国際コンクールでの特別賞、フランシス・プーランク国際コンクールでの第1位とカサデシュス特別賞など、レパートリーに対する彼女のユニークなアプローチは、多くのコンクールで高く評価されている。

池田珠代は、ヨーロッパの主要な音楽祭、南アフリカ、ロシア、インドネシア、そしてニューヨークのカーネギーホールなどの一流会場に多数出演している。また、テレビやラジオ番組にも出演している。

前回のCD『シューベルト=リスト』はカナダで2023年のトップ20に選ばれ、2024年10月にはフォーレ=ショパンの新盤『夜想曲』をリリースした。